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結婚式の意義

結婚式の意義

コロナ禍はウエディングに大きな影響を及ぼしていますが、キャンセルや延期が相次ぐことや、オンライン化など現象面だけでなく、結婚式そのものに対する考え方が変わってしまったのではないかという仮説の元、ヒアリングインタビューを行いました。
予測されたのは「もう結婚式なんてしない、必要ない」という層が増えているのではないか、結婚式や披露宴に代わって若い人たちの心を掴むようなことが現れているのではないか、というところです。
実際15名の20代-30代男性女性に聞いてみたところ、意外や意外ほぼ全員が「結婚式・披露宴を行いたい」という返事でした。中に男性で数人「別にやらなくてもいいけど、きっと彼女がやりたいだろう」というニュアンスの方もありましたが、そう言いながら、やるとしたらどんな結婚式がいい?と尋ねると、「海の近く」「ステンドグラスの教会」などという「やる気」なコメントが出て、思わず嬉しくなりました。

そこで、結婚式や披露宴をやる意義は?と聞いてみたところ、回答としては
・両親や友人への感謝を示すため
・一生に一度の思い出を作りたい
・双方の友人や家族が一同に介して交流する、というチャンスはこの時しかない
それぞれ表現方法は違っても、ほぼこの3つに集約されました。

結婚式の意義

・ご両親やお世話になった友人知人への感謝
 これはとても良くわかりますが、「別に挙式や披露宴じゃなくても、ご両親にきちんと感謝の思いを伝えることはできますよね?」と
 少し意地悪な質問をしてみました。すると、そうなんだけどなかなか普段素直になれなくて、改まって言い出せないので、という答え
 が大半でした。
 そしてほとんどの方が「両親への感謝の手紙と花束」をマストアイテムとして行いたいと言うことでした。
 「何もみんなの前でお手紙を読んで涙しなくても?」と言う疑問は完全に却下され、「絶対みんなの前でやりたい。」「みんなの前で
 あの雰囲気でなければやれっこない」と、強い意見が並びました。
 要するにみんな「照れ屋さん」なのだな、そういう場を作ってあげることの必要性は大きいのだな、と改めて再認識しました。
 中には「そのシーンを想像しただけで涙が・・」という女性もいました。微笑ましいですね。

結婚式の意義

・一生に一度の思い出作り
 世の中では「ナシ婚」と呼ばれる入籍だけのカップルも増えていますが、今回インタビューした方々はみんな「何かの区切りが欲し
 い」と考えていました。ではなぜ「ナシ婚」になるのか、といえば、やはり現実には費用の問題や、授かり婚による体調、体型の問
 題、準備の煩わしさなどが原因のようです。今回は20代でまだ年齢も若く、実際に費用も目の前に突きつけられていないため、
 純粋にやりたいかどうか、といえば肯定的な返事が多かったのでしょう。

・双方の友人や家族が一同に介して交流する、というチャンスはこの時しかない
 思い出作りだけなら、2人で何か記念になることをすれば叶うのでは? と投げかけてみたときに、多くの方がコメントされたのが
 このことでした。確かに、二人が結婚しなければ出会うことのなかったお互いの家族や友人が一つの空間を共有して紹介し合い、
 楽しく過ごす、という場はそんなにありません。
 「同じ空気を吸う」ことの重要さを強調された方も居て、それはオンライン結婚式などでは絶対に叶わないのだ、という意見でした。

結婚式の意義

今回のインタビューは、なぜみんなが同じように結婚式をして披露宴(パーティ)をして、というパターンでないといけないのか、そんな反発の意見がきっと出るだろうと思いこんでいた私たちの方が、少し驚く結果となりました。それどころか「私は王道の結婚式+披露宴がやりたい」というコメントも出ました。
「式でも披露宴でもない、素晴らしい結婚体験」をしてみるってどうですか?と様々な提案もしてみました。例えば「科学の力で奇跡のように生み出した流れ星をみんなで見る」のは?とか「楽しい仲間による結婚記念キャンプ」とか「結婚記念謎解きゲーム」などです。個々のプランについては「面白そうですね」と言われますが、でも「それ、何か結婚と関係あります?」「ちょっと笑っちゃう」そしてついに、「なぜ結婚式やパーティじゃいけないの?」と言い出す人も。
結婚式やパーティをすると言っても、もちろん「ありきたりのパターン化したのは嫌」という意見も多く出ましたが、だからと言ってそんな突飛なことを望んでいる人は見出せませんでした。なんだか「結婚式と披露宴」というスタイルは永遠に不滅なのだなあ、発明(?)した人は本当にすごいなあと改めて関心しきりでした。

結婚する二人の前に、当たり前にプランとして出現する「結婚式と披露宴」
このように当たり前に、と感じること自体が、ウエディングという業界に慣れすぎる危険性を表しているかもしれません。
タイトルは同じでも、二人にとって、それは世界で一つだけの大切なイベントです。
一つ一つの結婚式と披露宴に、常に新鮮な気持ちで向かい合う心を大切に、やはり私たち株式会社アッシュはこれからも歩いて行こう!と思いを新たにしました。

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