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演奏者は天使か悪魔か?

株式会社アッシュでは、結婚式の演奏者に求められる3原則を「Safety・Courtesy・Skill」と定めています。今日はSafety以外の2つ、CourtesyとSkillについて考えてみましょう。

Courtesyとは、感じの良さ、ホスピタリティ溢れる接客力などで、演奏していない時にも問われる項目です。笑顔や行き届いた言葉はもちろんのこと、お客様から質問された時、お客様が困っておられる時に、素早く進み出て問題を解決できるかどうか。

それに対してSkillは演奏力そのもの。例えば歌なら、ミスがないことはもちろん、音程、声色、声量、リズム感など、オルガニストなら、音色の選び方、音色のバランス、表現力、シーン対応力など、結婚式に必要なあらゆる角度から能力を測って行きます。

演奏者は天使か悪魔か?

そこで良く思うことがあります。

果たして人の性格は演奏に現れるのだろうか。。。。

例えば普段自分勝手で冷たいが、演奏は心揺さぶられる温かさに満ちているピアニスト。
過激なまでの強い演奏で表情も怖く、アンサンブルしにくいが、演奏が終わると優しくて気さくで「いい奴」。

このことについてはさまざまな意見があります。
素晴らしい演奏をするソリストがいるとしましょう。
①音楽には全てが現れるので、その人自身が良い生き方、考え方をしていなければ良い演奏ができるわけがない。だからそれは本物の天使だ。
②演奏している時はあるべき理想の姿であり、美しい心になりきれるが、それはその時だけの能力。演奏していない時はその抜け殻で、気を抜いているのでつまらない点が露見する。
③本当は素晴らしい心の持ち主だが、悲しいかな不器用で日常生活でそれを表現できない。唯一演奏している時だけは素地が自由に溢れ出る。
④本当は嫌な性格だが、そうでなく見せるのもスキルの一つ。冷徹な計算力と高い能力を持って、聴く人に感動を与える悪魔。

演奏者は天使か悪魔か?

名前は出しませんが、歴史的な大音楽家でも、いい奴と嫌な奴はいたようです。
いい奴だけど、才能があってもそれを出しきれず、周囲にも存分に認めてもらわなかった音楽家もたくさんいたことでしょう。

結婚式の演奏で言うと、歌は素晴らしいんだけど、バージンロードにゴミが落ちていても拾おうともしない人もいました。
「私はここに歌を歌いに来ているのであって、掃除をしにきているのではありません」が彼女の言い分。

かと思えば、歌はそこそこだけど、常に挙式全体のことに気配りができて、事前に危機を回避する行動ができる人もいます。クライアントやお客様から絶大の信頼を得ることのできる人です。

株式会社アッシュでは、こう言う「本物の天使」をどう見つけ出し、評価するかを20年以上研究しており、今も常に方法を改善し続けています。

コンサートであれば「嫌な奴だったけど演奏は良かったよね」と言い合って帰れば良いことですが、結婚式となるとそうは行きません。
関わる全ての人の祝福の想いが集まって輝くのが結婚式という場だからです。

そして、コンサートと大きく違う点は、結婚式では演奏者もまた、幸せの恵を受けて成長するということです。
新郎新婦やご家族のため、参列者のために、完璧な結婚式にしようとする努力を重ねてゆくうちに、本当に綺麗な心になってゆく演奏者をたくさん見ました。

そういう成長を正当に評価し、讃えることのできるアッシュでありたいと願っています。

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